仮想通貨取引所を選ぶ中で、有名なコインチェック(Coincheck)を使おうと考えている人が多いと思います。同時に、口座開設や使い方がめんどくさそうと感じている人も多いはず。
本記事では、コインチェックの口座開設方法や使い方を、画像を用いてわかりやすく解説します。説明通りに画面を進めていけば誰でもできるように丁寧に説明していきますので、安心してついてきてください。
●この記事の結論
・コインチェックの口座開設は10分で完了する
・コインチェックはアプリ版とブラウザ版がある
・仮想通貨は「販売所」ではなく「取引所」での購入がおすすめ
スマホを使える状態の人は、説明を見ながら実際に手続きをしてもらうと時短になります。
コインチェック(Coincheck)の口座開設/登録方法【スマホで10分】
それでは早速、コインチェックの口座開設/登録方法を解説していきます。スマホアプリでもブラウザでも操作は可能ですが、スマホアプリの方が簡単なので、アプリ版での方法を解説します。
10分程度あれば完了する手続きなので、記事を読みながら一緒に進めていきましょう。
①コインチェック(Coincheck)アプリをダウンロード
まずは「コインチェックのアプリ」をダウンロードします。
僕の場合は既にダウンロードされているので若干表示が異なりますが、普通のアプリをダウンロードするのと同じ手順です。
②「会員登録」からメアドとパスワードを入力
コインチェックアプリを開いて、「会員登録」をクリック。
メールアドレスを入力します。
パスワードも設定しましょう。
メアド・パスワードの入力が完了したらメールが届きます。
③届いたメールのURLをクリック
以下のようなメールが届くので、URLをクリックします。
④電話番号を入力しSMSに届いた認証コードを入力
URLを開くと以下の画面になるので、画面の指示に従って電話番号を入力しましょう。
電話番号を入力したら、認証コード入力画面になります。SMS宛に6桁の認証コードが届いているので入力します。
⑤基本情報(氏名/住所/職業など)を入力
画面の指示に従って、基本情報を入力していきます。
「外国PEPs」という聞き慣れない言葉が出てくると思います。これは「海外の要人や王族などに該当しますか?」という趣旨の質問なので、ほとんどの人は「該当しない」を選択して問題ありません。
⑥本人確認書類を撮影する
基本情報の入力が完了したら、「本人確認書類」を撮影して提出します。撮影できる本人確認書類を選択して撮影を行いましょう。
指示に従って進めれば問題ないですが、僕はこの撮影でちょっと苦戦しました。背景ができるだけ暗くなるような場所で撮影した方がうまくいきます。
撮影が完了したら手続きは終わり。お疲れ様でした。
あとは審査が通るのを待つだけです。口座開設手続き完了から数日〜1週間程度は審査に時間がかかると考えておきましょう。
コインチェック(Coincheck)の使い方を図解
ここからは、コインチェックの使い方について解説していきます。ここで解説する操作方法をマスターすれば、コインチェックでの取引はスムーズに行えるようになります。
コインチェック(Coincheck)のログイン方法
まずはスマホアプリ版でログインする方法から。コインチェックアプリを開いて、下部の「ログイン」を押します。
「メールアドレス」「パスワード」を入力すればログインできます。
続いて、PC/ブラウザ版でログインをする方法。 コインチェックのトップページを開きます。「ログイン」タブにカーソルを合わせて「取引アカウント」をクリックします。
「メールアドレス」「パスワード」を入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れれば完了です。
コインチェック(Coincheck)での仮想通貨の買い方
コインチェックで仮想通貨を買う場合、「取引所」と「販売所」の2種類があります。詳しい説明は後半で説明しますので、ここでは2種類の買い方の手順を解説します。
コインチェック(Coincheck)取引所での仮想通貨の買い方
「取引所」を使えるのは、PC/ブラウザ版だけです。スマホアプリ版では「販売所」のみしか使えないので注意してください。
PC/ブラウザ版の場合は、ログインした最初の画面が取引所の画面になっています。別の画面が表示されているときは、左上の「Exchange」と書いてあるところをクリックすれば表示されます。
「現物取引」のところで「仮想通貨」「レート」「注文量」を入力します。取引所で取扱のない仮想通貨は販売所で購入しましょう。
「レート=1仮想通貨単位あたりいくらで買うか」で、「注文量=購入する仮想通貨の量(小数点以下もOK)」です。株式の指値注文みたいなものです。入力したレートと注文量から「概算」のところに日本円の金額が自動計算されます。
入力に間違いがないことを確認したら、「注文する」を押して完了です。
コインチェック(Coincheck)販売所での仮想通貨の買い方
「販売所」は、アプリ版でもPC/ブラウザ版でも利用可能。
まずはアプリ版の使い方から。アプリ版では最初の画面が「販売所」の画面になっています。この画面から、購入したい仮想通貨を選択しましょう。今回はBTC(ビットコイン)にしてみます。
「購入」ボタンを押します。売却したい時は「売却」を押してください。
購入したい金額を入力し、「日本円でBTCを購入」をクリック。これで完了です。
続いてPC/ブラウザ版の使い方。「販売所(購入)」をクリック。売却したい時は、1つ下の「販売所(売却)」へ。
「通貨」を選択し「数量」を入力します。販売所の場合、「レート」は既に決まっているのでいじれません。「合計」の金額を確認して問題なければ「購入する」をクリックして完了。
コインチェック(Coincheck)の入金/出金方法
アプリ版での入金・出金の手順からです。まずは下部の「ウォレット」をクリック。
「JPY 日本円」のところを押してください。
「入金」or「出金」を選択します。入金する場合は振込先が表示されるので、そこに振り込むだけです。銀行は「GMOあおぞらネット銀行」「楽天銀行」「住信SBIネット銀行」の3種類があります。出金する場合は、振込先の口座を登録すればOKです。
2022年10月現在、銀行振込以外の振り込み方法は使えなくなっているので注意してください。
続いて、PC/ブラウザ版で入金・出金を行う手順です。「日本円の入金」or「日本円の出金」を押せばOKです。その後の操作はアプリ版と同じ。
コインチェック(Coincheck)の二段階認証の方法
コインチェックでは、安全性を高めるために「二段階認証」が採用されています。ログイン時、メアドとパスワードに加えてワンタイムパスワード(発行されてから30秒ほどで無効になるパスワード)の入力が必要。ワンタイムパスワードを発行するスマホアプリとコインチェックを連動させましょう。
iPhoneなら「iOSアプリ」、Androidなら「Androidアプリ」をダウンロードしてください。
二段階認証は携帯でコインチェックのQRコードを読み取る操作をするので、PC版でコインチェックにログインしておくとスムーズに完了します。具体的な手順は以下の動画がわかりやすいので参考にしてください。操作自体は5分以内で終わります。
コインチェック(Coincheck)の概要・特徴
コインチェックは、日本で最も有名かつ最大級の仮想通貨取引所です。冒頭でも触れましたが、仮想通貨やNFT関連の多くのサイトでもおすすめされていますね。僕も仮想通貨取引を始めてからずっとお世話になっている取引所です。
最大の特徴としては、「わかりやすさ」。仮想通貨の知識がない人でも感覚的に操作ができる設計です。〝仮想通貨〟〝暗号資産〟と聞いて難しいイメージを持つ人が多いですが、コインチェックを使えばその心配はなくなります。
コインチェック(Coincheck)の取扱通貨
2022年10月現在、コインチェックでは18種類の仮想通貨を取り扱っています。特別多くの通貨を扱っているわけではないですが、主要な通貨はほぼ扱っているので、一般的な取引であれば十分です。
「BTC」、「ETH」、「ETC」、「LSK」、「XRP」、「XEM」、「LTC」、「BCH」、「MONA」、「XLM」、「QTUM」、「BAT」、「IOST」、「ENJ」、「OMG」、「SAND」、「DOT」、「PLT」
「ETH」「ENJ」「SAND」などはNFTに関連する銘柄なので、NFT取引をする人は知っておくといいと思います。以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
>>>2022年のNFT関連銘柄|仮想通貨・米国株・日本株の本命一覧!
コインチェック(Coincheck)の手数料
コインチェックを使う上でかかる手数料としては、「販売所手数料」「入金手数料」「出金手数料(日本円)」「出金手数料(仮想通貨)」の4つが基本になります。
- 販売所手数料:スプレッド0.1~5.0%
- 入金手数料:銀行振込→銀行所定額
コンビニ入金→3万円未満770円・3万円以上1018円
クイック入金→3万円未満770円・3万円以上50万円未満1018円・50万円以上入金金額×0.11%+495 円 - 出金手数料(日本円):407円
- 出金手数料(仮想通貨):1000円前後(通貨による)
ざっくりこのくらいの手数料がかかると思ってください。詳しくはコインチェックのHPに載っていますのでご確認ください。
比較の仕方にもよりますが、他の取引所と比べて特別安いということはありません。販売所手数料は高い部類に入ります。自分がどんな取引をする予定なのかも含めて比較検討してみるのがいいですね。
コインチェック(Coincheck)を使うときの3つのポイント
コインチェックを使うときには3つのポイントを意識しましょう。知っているかどうかで今後の取引が大きく変わる重要な知識です。
「販売所」ではなく「取引所」を使う
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
手数料 | 高い | 安い |
取扱通貨 | 18種類 | 6種類 (「BTC」、「ETC」、「LSK」、「MONA」、「OMG」、「PLT」) |
デバイス | アプリ・ブラウザ | ブラウザのみ |
特徴 | コインチェックとの相対取引 コインチェックが定めたレートで取引 | 投資家同士での板取引 レートは自分で指定する(指値取引) |
コインチェックで仮想通貨を購入するとき方法は、「販売所」と「取引所」の2つがあります。「販売所」はコインチェックと投資家との間で取引を行います。一方の「取引所」は投資家同士で取引が行われるので、コインチェックは場所を提供しているだけ。
販売所と取引所を比べると、取引所の方が手数料が安くなります。コインチェックとしては、場所を提供しているだけなのでコストを抑えられるということですね。これはコインチェックに限らず、全ての取引所に共通していることです。
デメリットとしては、「スマホ版アプリでは取引所で取引ができないこと」と「取扱銘柄が限られていること」ですね。取引所で購入できる銘柄は、「BTC」、「ETC」、「LSK」、「MONA」、「OMG」、「PLT」の6種類(2022年10月現在)。
NFT取引でよく使われるイーサリアム(ETH)がないことが少し残念ですね。イーサリアムを取引所で取引できるのは、bitFlyerやbitbankなどです。
チャートを見て安値で買って高値掴みを避ける
仮想通貨を取引するときは、チャートの動きを分析することが大切です。〝分析〟といってもシンプルに「今が高値圏なのか安値圏なのか」をチェックするくらいでOK。
仮想通貨は投資対象の中でも値動きが大きく、高値掴みをしてしまうと短期間で大損につながる可能性があります。数週間~数年での値動きを見て、明らかに高い位置にあるなら慎重になりましょう。
コインチェックのアプリ版で、通貨ごとに1年以内のチャートは見ることができますし、TradingViewというサイトを使えばさらに詳細にチャートを見ることができます。
入出金はできるだけまとめて行う
コインチェックに限らず、取引所を使うときには、必ず入出金をするタイミングがあります。そして入出金は金額に関わらず定額でかかることが多いです。実際、コインチェックの入出金も定額ですね。
つまり、少ない金額で何度も入出金を繰り返すと手数料がたくさんかかってしまいます。1回あたりの金額は小さくても繰り返しているとかなりのマイナスになってしまいます。入出金はできるだけまとめて、コストを減らすように意識しましょう。
コインチェック(Coincheck)で口座開設するとNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」も利用できる
コインチェックの口座を解説すると、コインチェックが運営するマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」を利用することができます。Coincheck NFT(β版)は日本で有名なマーケットプレイスで、取扱NFTの種類も豊富。
普通は取引所と別にマーケットプレイスのアカウント作成もしないといけませんが、コインチェックなら一石二鳥ですね。ブラウザ版のメニューからログインできます。↓
NFTマーケットプレイスは国内外にいくつも種類があり、それぞれ特徴が違うので自分に合ったものを見つけましょう。以下の記事で詳しくまとめています。
>>>NFTマーケットプレイスを一覧で比較|日本・海外のおすすめは?
コインチェック(Coincheck)に関するQ&A
逆指値ができますか?
コインチェックでは、トレードビューで逆指し値注文が可能です。
普通の指し値注文は「◯◯円以下になったら買う・〇〇円以上になったら売る」という方法ですが、逆指値は「◯◯円以下になったら売る・〇〇円以上になったら買う」という注文です。
トレードビューとは何ですか?
トレードビューは、テクニカル分析や上記の逆指値など高度な取引をするトレーダー向けのサービスです。チャートや板情報など細かい情報を取得できます。最初から使う必要ははないと思いますが、慣れてきたら詳細な分析に活かしてみましょう。
トレードビューで取扱がある通貨は「BTC」、「 ETC」、「 MONA」、「PLT」の4銘柄です。
コンビニから入金ができますか?
「ファミリーマート」「ローソン」「ミニストップ」「セイコーマート」からであればコンビニ入金が可能です。「セブンイレブン」は使えないので注意してください。
コンビニでも可能ですが手数料が高いので、可能であれば銀行振込をおすすめします。
※2022年10月現在、コンビニ入金のサービスは一時停止しており、銀行振込しかできない状態です。
APIとは何ですか?
APIとは、Application Programming Interfaceの略語で、提供しているサービスを外部でも使えるようにプログラム化することです。具体的には、コインチェックの売買を自動で行うようにするなど。
コインチェック(Coincheck)は初心者にもおすすめ!
以上、コインチェックについて解説してきました。記事のポイントとしては以下の通り。
- コインチェックの口座開設は10分で完了する
- コインチェックはアプリ版とブラウザ版がある
- 仮想通貨は「販売所」ではなく「取引所」での購入がおすすめ
- 最初に使う取引所としてコインチェックはおすすめ
コインチェックは、大きな人気を集めて集めているだけあって、とても優良な取引所です。デメリットもありますが、初心者のうちに最初に使う取引所としては最適かと思いますので、この機会に口座開設をしておきましょう。
また、NFT取引をする人は「ウォレット」と「マーケットプレイス」が必要になりますので、以下の記事を参考にして準備をしましょう。
コメント