NFTマーケットプレイスの中で最も有名なのがOpenSea(オープンシー)。「使ってみようと思うけど、始め方がわからない」という人が多いのではないでしょうか。
本記事では、OpenSeaの始め方や使い方を初心者にもわかりやすく図解します。また、OpenSeaでの稼ぎ方や注意点なども解説するので、基礎知識をまとめて理解できます。
●この記事の結論
・OpenSeaはスマホで5分で簡単に登録できる
・OpenSeaでの購入や出品は初心者でも簡単にできる
・OpenSeaで稼ぐために戦略的に動く必要がある
実際のスマホ・PCの画面を表示しながら説明するので、記事を読みながら一緒に操作をしてみると効率的です。
OpenSea(オープンシー)とは?特徴をわかりやすく解説
OpenSeaとは、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。マーケットプレイスというのは、NFTを取引するサイトのことで、OpenSeaはその中でも特に有名な老舗です。
NFT黎明期の2017年12月からサービスを開始しており、20万人を超えるアクティブユーザーを抱えています。2022年1月には、月間の取引量が3000億円を超えるという記録を残しています。
操作性もシンプルなことが特徴で、登録すれば誰でもNFTの購入・出品ができるため、NFT取引をする人のほとんどがOpenSeaに登録しているはず。有名プロジェクトのNFTも多数取扱があり、NFTで稼ごうと思っているなら登録必須のマーケットプレイスです。
- メインコンテンツ:アート・動画など幅広い
- 手数料(ガス代):販売手数料→2.5%
- 対応通貨:ETH, MATIC, KLAY, XTZ
- 決済方法:仮想通貨(一部ではクレジットカード対応あり)
- 公式ページ:https://opensea.io/ja
OpenSea(オープンシー)の始め方・登録方法【5分で完了する】
OpenSeaの始め方・登録方法を画像を用いて解説していきます。事前準備が必要ですが、OpenSea自体の操作は5分もかからずに完了するのでサクッとやってしまいましょう。
①取引所・ウォレットを準備する
OpenSeaを始める事前準備として、「取引所」と「ウォレット」の準備が必要です。
「取引所」はNFT取引をするための仮想通貨を調達する場所。「bitFlyer(ビットフライヤー)」・「bitbank(ビットバンク)」がおすすめ。詳しくは後述します。
「ウォレット」は取引所とマーケットプレイス(OpenSea)をつなぐ役割です。ウォレットは「MetaMask(メタマスク)」がおすすめです。始め方や使い方は以下の記事を参考にしてください。
>>>MetaMask(メタマスク)とは|始め方・使い方をPC・スマホで図解
②OpenSea(オープンシー)とウォレットを接続する
次はOpenSeaとウォレット(メタマスク)を接続する作業。先にPC・ブラウザ版での方法から説明します。スマホアプリでの操作も後述しますが、ブラウザ版の方がスムーズに行えるのでおすすめ。
まずはOpenSeaの公式ページにアクセスし、右上のウォレットマークを押します。
「MetaMask」を選択し、画面の指示に従って進めていけば完了です。
トップページの戻ったときに、右上のアイコンが表示されていれば接続できている状態です。
続いて、スマホアプリ版での操作です。まずはOpenSeaアプリをダウンロード。
アプリを開いて、右下の「Profile」を押します。
「MetaMask」を選択。画面の指示に従って進めます。
最後に「接続」を押せば完了です。
③プロフィールを設定する
続いてプロフィールの設定を行います。これ以降の操作はPC・ブラウザ版になります。
右上のアイコンをクリックして、「設定」を押します。
「ユーザー名」「メールアドレス」を入力し「保存」を押します。プロフィール設定はこれでOK。「Bio」や「プロフィール画像」を設定してもOK(しなくてもOK)。
④メールアドレスの認証を行い完了
プロフィール設定が完了すると、登録したメアドにメールが届きます。
メールの「VERIFY MY EMAIL」をクリックすると、OpenSeaのページの戻ります。
これでメアドの認証もOKです。
OpenSea(オープンシー)の使い方・画面の見方|スマホアプリ・ブラウザ別で解説
では、OpenSeaの具体的な使い方について解説していきます。「ログイン方法」「購入方法」「出品方法」の順に説明していきます。こちらもかなりシンプルなので安心してください。
OpenSea(オープンシー)のログイン方法
OpenSeaにログインする場合は、始め方・登録方法の「②OpenSea(オープンシー)とウォレットを接続する」の手順と全く同じです。「ログイン=メタマスクとの接続」になります。
PC・ブラウザ版であれば、OpenSeaの公式ページを開いて、右上のウォレットボタンを押してください。
直後に「MetaMask」を選択してログイン完了。
スマホアプリ版では、アプリを開いて右下の「Profile」を選択。
「MetaMask」を選択してログイン完了です。
OpenSea(オープンシー)のNFT購入方法
OpenSeaNFTを購入する手順を紹介します。とても単純ですので、迷わずに操作できるはずです。
①検索・フィルターを使って欲しいNFTを探す
「検索窓」でNFTを検索するか、「探索」「Stats」でランキングやジャンル等を選択して、欲しいNFTを探します。今回は僕がハマっている「Sorare」というサッカーゲームのアイテムを検索してみました。
出品されているNFTが表示されるので、左側の枠内でフィルター(販売方法や価格帯など)をかけます。「Buy Now」は表示されている金額ですぐに取引が成立する方式で、「On Auction」はオークション方式での販売。
今回は「Buy Now」でフィルターをかけています。
②購入方法を選択して購入完了
NFTを選択して、「今すぐ購入」「Make offer」のどちらかを選択。「今すぐ購入」なら表示価格で購入します。「Make offer」は出品者に「この価格で取引しませんか?」と提案する方式です。
今回は「今すぐ購入」を選択。
画面の指示に従って進み、「Complete purchase(購入完了)」を押せばOKです。
OpenSea(オープンシー)のNFT出品・販売方法(転売する場合)
続いてNFTの出品・販売方法です。誰かから購入したり貰ったものを転売する場合の方法です。オリジナルの作品を出品する場合は後述しています。
①出品するNFTを選択
右上のアイコンマークを押すと、保有しているNFTが表示されますので、出品したいNFTを選択。
「Sell」をクリック。
②販売条件を入力し出品完了
販売条件を入力して、「リスティングの掲載を完了」を押します。
以下の画面にいけば完了です。
③出品の取消・価格の変更も可能
価格を変更したり、出品をキャンセルするときは右上のボタンを押せばOKです。
OpenSea(オープンシー)のNFT出品・販売方法(自作のNFTを販売する場合)
次は、自分で作成した作品の出品・販売方法です。右上の「作成」をクリックします。
出品するNFTの情報や販売条件を設定すればOK。
OpenSea(オープンシー)での稼ぎ方・戦略
OpenSeaはたくさんのNFTの扱いがありますが、何も考えず適当に売買をしていると稼ぐことはできません。稼ぎ方として3つの戦略を紹介します。
- 最新情報をウォッチして最速で動く
- 他のマーケットプレイスやNFTゲームを分析してサヤを抜く
- 購入するNFTの過去の価値推移を調べて上がり始めを狙う
最新情報をウォッチして最速で動く
NFTは株式などの投資対象よりも、値動きが大きいことが特徴。話題になって1~2ヶ月で大きく上昇し、その後1~2ヶ月で大きく下落するというのがよくあるパターンです。
つまり、話題になった瞬間を狙って、価値が落ちる前に売り抜けるという戦略が有効だと考えられます。そのためには、最新の情報を取得してすぐに動かなければいけません。最新情報の取得にはTwitterが適しています。フォローするのにおすすめのTwitterアカウントは以下。
>>>NFTゲームとは?おすすめランキング一覧|稼ぎ方・始め方も解説!
>>>2022年のNFT関連銘柄|仮想通貨・米国株・日本株の本命一覧!
購入するNFTの過去の価値推移を調べてタイミングを図る
前述の通り、NFTは値動きが激しい投資対象です。安いところで買うことができれば大きな値上がりが期待できる一方、高値掴みをしてしまうと大損の可能性もあります。そんな事態を防ぐためにも、NFTの過去チャートを分析することが必要。
OpenSeaサイト内、もしくは「DappRadar」というサイトで分析できます。
OpenSeaであれば、NFTを選択して「Price History」というところに表示されます。
「DappRadar」では、NFTを検索して選択します。今回はCryptoPunksで検索してみます。
下にスクロールすると、以下のような画面が出てきます。注目するのは紫の線(VOLUME)。表示期間を変えたりしながら、今の価格がどのあたりなのかを分析できます。
他のマーケットプレイスやNFTゲームを分析してサヤを抜く
NFTマーケットプレイスはOpenSea以外にも複数存在します。そして、それぞれのマーケットプレイスで同じものが違う値段で販売されていることが珍しくありません。
OpenSeaよりも高く(もしくは安く)出品されているNFTを発見できれば、サヤを抜いて利益を稼ぐことができます。もちろん、この手法はOpenSeaを経由しなくても可能。
注意点としては、単純な販売額だけをみて値段に差があったとしても手数料(ガス代)を含めると利益が出なかったりマイナスになることがあるので、考慮してください。
有名どころのマーケットプレイスをまとめておくので登録しておいてチャンスを待ちましょう。
以下の記事で詳しい比較を行なっているのでご覧ください。
>>>NFTマーケットプレイスを一覧で比較|日本・海外のおすすめは?
OpenSea(オープンシー)を使う注意点
OpenSeaを使うときには、注意点もあります。それは、NFTの偽物やレプリカが出回っていること。OpenSeaはメルカリやヤフオクのように誰でも出品することができるので、有名NFTを模倣したようなものがたくさんあります。
例えば、「CNP Jobs」の本物と偽物を見比べてみましょう。上が本物。下が偽物です。
かなり似通っていますね。偽物・レプリカを買ってしまうと期待していた値動きにならないことが多いので、注意が必要です。以下のポイントを覚えておきましょう。
- 取引量やオーナー数(上画像の赤印)が多ければ本物の可能性大
- Twitterの連携(上画像の緑印)がされていれば本物の可能性大
- 公式ページのリンクからOpenSeaに入れば問題なし
- 販売価格が相場と大きく乖離していれば注意が必要
OpenSea(オープンシー)とセットで使うべき取引所2選
OpenSeaで取引をするためには仮想通貨が必要です。NFT取引の多くはETH(イーサリアム)で行われるので、イーサリアムを調達するのにおすすめな取引所を2つ紹介しておきます。
おすすめする理由は、イーサリアムの板取引が可能だからです。仮想通貨には「取引所での板取引」と「販売所での相対取引」という手法がありまして、「取引所での板取引」の方がコストが安くなるのでおすすめ。
- 「取引所での板取引」:投資家同士で取引を行う。取引所は場所を提供しているだけなのでコストが安い
- 「販売所での相対取引」:投資家と取引所間の取引。取引所が決めたレートで購入するのでコストが高い
大手の取引所であっても、ETHの板取引ができないところが多いので、注意してください。有名な「Coincheck(コインチェック)」はETHの板取引ができません。
仮想通貨取引所については以下の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
>>>仮想通貨取引所を一覧で徹底比較!日本・海外のおすすめはどこ?
OpenSea(オープンシー)に関するQ&A
OpenSea(オープンシー)の公式サイトは?
OpenSea(オープンシー)の公式サイトは以下のURLから入れます。
OpenSea(オープンシー)のガス代(手数料)は?
OpenSeaのガス代は、販売額の2.5%です。
出品するだけならガス代は発生せず、取引が成立した場合にのみ発生します。出品者はガス代が引かれた金額を受け取ることになります。
OpenSea(オープンシー)は日本語サイトに対応してる?
OpenSeaは日本語に対応していませんが、Google Chromeの機能を使うなど、日本語表記にすることは可能です。以下のサイトでやり方が丁寧に解説されているので参考にしてください。
>>>https://fukugyo-salaryman.com/opensea-japanese/
ただ、おかしな翻訳になったり文字が被ってしまうところもあるので、英語で問題ない人はそのまま使った方が使いやすいかもしれません。
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れないって本当?
OpenSeaではNFTが売れないという口コミがあることは事実です。ですが、OpenSeaは世界最大のマーケットプレイスですので、「OpenSeaで売るのが特別難しい」ということは考えづらいです。
NFTが売れない原因としては、
- 価格が相場よりも高すぎる
- 出品しているNFTの人気がない
といったところです。何でもかんでも売れるわけではないので、売れないと感じる人が多いのかもしれません。
OpenSea(オープンシー)ではPolygon(ポリゴン)が使える?
OpenSeaでは基本的にイーサリアムのブロックチェーンを使うことになりますが、Polygon(ポリゴン)のブロックチェーンでも対応しています。具体的な方法は以下のサイトで丁寧に解説されています。
>>>https://kaigosurfer-fuji.com/polygon1/
「Hidden」とは?
「Hidden」は自分で購入したNFTではなく、プレゼントなどで他社から送られてきたNFTが保存される場所。「Hidden」に入っているNFTは一般に公開されません。確認方法は以下の通り。
まずOpenSeaのプロフィールを開きます。
「その他」を押すと「非表示(英語表記なら「Hidden」)」が出てくるので、ここから確認可能。
OpenSea(オープンシー)はNFTで稼ぐ登竜門!
以上、OpenSeaに関して説明をしてきました。記事にポイントとしては、以下の5点でしたね。
- OpenSeaはスマホで5分で簡単に登録できる
- OpenSeaでの購入や出品は初心者でも簡単にできる
- NFTで稼ぐにはOpenSeaを使いこなすのが必須
- OpenSeaで稼ぐために戦略的に動く必要がある
- 偽物やレプリカには注意する
繰り返しになりますが、OpenSeaは世界最大級のNFTマーケットプレイスです。NFT取引で利益を出そうと思ったら、OpenSeaは必ず分析する必要があります。
この機会に登録を済ませておき、「今どんなNFTが人気なのか」「どのくらいの価格で取引されているのか」など分析してチャンスを狙いましょう。
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