仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は、イーサリアムの代替として注目を集めています。NFTゲームなどに使われることも増えており、今後の発展が期待されています。ですが、Polygonの概要やメリットを詳しく知らない人も多いのではないでしょうか？
本記事では、仮想通貨Polygonについて初心者向けにわかりやすく解説していきます。Polygonの将来性や購入する方法、関連するリスクなどPolygonの基礎を網羅的に説明します。Polygonは仮想通貨を語る上で必須の知識ですので、理解を深めておきましょう。
●本記事の結論
・仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)はイーサリアムの代替として登場
・仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は将来的に大きく値上がりする可能性がある
・仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は有名企業との提携やNFTゲームなど幅を広げている
Polygonは仮想通貨の中でも、特にこれから大きく発展する可能性のある通貨です。実際に大きく値上がりしているタイミングもありますので、概要を理解して今後の仮想通貨投資に役立ててください。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)とは？特徴や強みをわかりやすく解説！
イーサリアムのセカンドレイヤーの1つとして登場
ビットコインに次いで仮想通貨の中で有名なのがイーサリアム。Polygonは、イーサリアムネットワークの課題を解決することを目的として誕生したブロックチェーンです。ブロックチェーン上の課題を解決するために作られるチェーンのことをセカンドレイヤー（レイヤー2）と言います。
イーサリアムは代表的な仮想通貨になった一方で、取引量が増えたことにより取引速度が遅くなったり手数料が高騰してしまうという課題を抱えています。この問題を「スケーラビリティ問題」と呼びます。Polygonはイーサリアムのスケーラビリティ問題解決を目的とした、セカンドレイヤーということになります。
処理速度が高速で低コストで使うことができる
Polygonはイーサリアムと比べて、処理速度が早く、コストが安いのが大きなメリットです。イーサリアムが1秒間に15件ほどの取引（トランザクション）しか行えない一方で、Polygonは1秒間に最大65,000件の取引を行うことができます。4000倍以上のスピードですね。
また、Polygonはイーサリアムと比べてコスト（ガス代）面でもメリットがあります。Polygonのガス代はイーサリアムと比べて10000分の1程度に抑えることが可能。速度も早くコストも安いとなれば注目されるのは当然ですね。
PoS（プルーフオブステーク）を採用している
ブロックチェーンが動く仕組みをコンセンサスアルゴリズムと呼び、「PoS」と「PoW」の2種類に大別されます。「PoS」は通貨の保有量が多いほどマイニングに成功しやすくなる仕組み。「PoW」はコンピュータの演算能力が高いほどマイニングに成功しやすくなる仕組みです。
有名な通貨では、ビットコインはPoWを採用しており、イーサリアムはPoSを採用しています。イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能するPolygonもPoSを採用しています。つまり、Polygon（MATIC）の保有量が多いほどマイニングしやすくなるということです。
2021年にDAOが設立されている
Polygonでは、2021年にDAO（分散型自立組織）が設立されました。DAOとは経営者のようなリーダーがおらず、ブロックチェーン技術を用いて機能する組織のことです。2023年4現在ではまだ初歩的な段階ですが、今後の発展が期待されています。
Polygonネットワーク独自の仮想通貨がMATIC
本記事では「仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)」と記述しているため、「Polygon＝仮想通貨の名前」のように思わせてしまったかもしれませんが、実はPolygonは仮想通貨を機能させるためのネットワークの名前です。
そして、Polygonネットワーク上で使われる仮想通貨の正式名称が【MATIC】です。なので、私たちが売買することができるのは、正式にはPolygonではなくMATICという仮想通貨になります。
とはいえ、PolygonでもMATICでも同じような意味で使われていることも多いので、本記事では厳密な使い分けをしていません。ちなみに、仮想通貨で有名なイーサリアムも正式にはイーサリアムはネットワークの名前で、通貨の名前がETH（イーサ）です。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の価格動向｜過去最高値は？
Polygonの価格は、記事執筆時点（2023年4月）で「136.61円」です。CoinMarketCapというサイトで様々な仮想通貨の価格を確認することができますので、リンクを貼っておきます。
CoinMarketCap>>>https://coinmarketcap.com/ja/currencies/polygon/
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の過去最高値は398円
Polygonの過去最高値は、2021年12月27日につけた「398.50円」です。2021年末はビットコインなども含めて、仮想通貨市場全体が盛り上がったタイミングですね。現状の価格（136.61円）の約3倍になっていた時期があったということです。
ちなみに最安値は、2019年5月9日につけた「0.4105円」です。2019年5月（最安値）から2021年12月（最高値）の約2年半の間に、970倍になっていますので、かなり値動きが大きいことがわかりますね。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は2021年に盛り上がり今は安定期
Polygonは最高値をつけた2021年に大きな盛り上がりがありました。Polygonだけのものではなく、仮想通貨全体が上昇したタイミングに追随した値上がりです。2021年の1年間だけで、価格は157倍に成長しています。
その後2022年は世界の株式市場が大きく下落したこともあって、リスクの高い仮想通貨は苦戦しました。Polygonも例外ではなく、2022年の1年間で3分の1程度まで価格が下落しました。
2023年に入ってからは今までと比べると安定的な動きをしており、落ち着いている状態です。一方のビットコインなど、2023年に大きく上昇している通貨も多いため、Polygonは少し遅れをとっています。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の将来価格予想はいくら？
仮想通貨は値動きがかなり大きいので、将来価格を予想することは難しいですが、様々な媒体が将来の予想価格を発表しています。ここでは2つの媒体が発表しているPolygonの将来価格を掲載します。今後の投資の参考値として考えておきましょう。
改めて、Polygonの現在価格は「136.61円」です。為替は「1ドル＝135円」で計算します。
DigitalCoinPriceの予想
| 年 | 予想価格 |
|---|---|
| 2023 | $2.13（287.55円） |
| 2024 | $2.54（342.9円） |
| 2025 | $3.43（463.05円） |
| 2026 | $4.42（596.7円） |
| 2027 | $4.42（596.7円） |
| 2028 | $5.25（708.75円） |
| 2029 | $7.15（965.25円） |
| 2030 | $10.05（1356.75円） |
| 2031 | $14.33（1934.55円） |
| 2032 | $19.12（2581.2円） |
Tech News Leaderの予想
| 年 | 予想価格（最大値） |
|---|---|
| 2023 | $1.59（214.65円） |
| 2024 | $2.40（270円） |
| 2025 | $3.47（468.45円） |
| 2026 | $5.26（710.1円） |
| 2027 | $7.35（992.25円） |
| 2028 | $11.43（1543.05円） |
| 2029 | $17.13（2312.55円） |
| 2030 | $24.33（3284.55円） |
| 2031 | $35.18（4749.3円） |
| 2032 | $53.02（7157.7円） |
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の将来性・今後の見通しは？
仮想通貨に投資をする上で最も気になるのが、通貨の将来性ですよね。Polygonの現状や特徴を踏まえて、将来性や今後の見通しを考えていきます。
仮想通貨全体が盛り上がることで価格上昇が見込める
仮想通貨は、どれか1つの銘柄が単独で上昇する場合もないとは言えませんが、基本的には市場全体が盛り上がったタイミングで一緒に価格が上がることが多いです。そして、今後の仮想通貨市場は上昇する可能性が高いと考えています。
2023年3月、アメリカの銀行が立て続けに経営破綻しました。シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行というアメリカの中堅銀行でして、ニュースでも大きく取り上げられていたので、なんとなく知っている人も多いかもしれません。銀行破綻のニュースを詳しく知りたい人は以下の記事が参考になります。
>>>https://www.lvnmag.jp/column/yomanai/29767/
今回の銀行破綻は、政府の対処も早かったことでリーマンショック再来のような心配はないと思いますが、インパクトが大きかったのは事実。「銀行にお金を預けていて大丈夫なのか」「現金の価値がなくなってしまう可能性もあるんじゃないか」と不安を感じる人が増えたんですね。
そして、「資産の一部を仮想通貨にした方がいいんじゃないか」と考える人が出てきたんですね。その結果、銀行破綻のニュースが出てからビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の価格が大きく上昇しました。資金の逃避先として仮想通貨が選ばれたということです。
仮想通貨は徐々に生活に浸透しており、銀行の破綻をきっかけに仮想通貨市場が再度盛り上がる可能性は十分にあると思います。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)を利用したコンテンツが増えている
Polygonはイーサリアムの代替として大きな注目を集めており、Polygonネットワークを使ったDapps（ブロックチェーン技術を使ったアプリ）は約4万種類も存在しています。
また、NFTゲームでもPolygonをゲーム内通貨と指定しているゲームも増えており、NFT市場全体が加熱することによっても、Polygonは価格が上昇するはずです。代表的なNFTゲームでは、最近話題の『キャプテン翼 -RIVALS-』が有名で、本サイトでも稼ぎ方を紹介しています。
>>>キャプテン翼RIVALSとは？特徴・始め方を解説｜招待コード有
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)を扱う取引所が増えている
Polygonは取扱のある仮想通貨取引所が増えており、仮想通貨の中でも地位を築き始めています。取引所での扱いが多くなれば、それだけ購入したり認知したりされやすくなりますので、今後の価格上昇につながります。
現在、国内でPolygonの取り扱いがある取引所は以下の3つです。
仮想通貨取引所については以下の記事でも解説していますのでご覧ください。
>>>仮想通貨取引所を一覧で徹底比較！日本・海外のおすすめはどこ？
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は有名企業との提携が期待されている
Polygonは複数の有名企業と提携を行なっており、今後も勢いをさらに増していくと考えられます。直近のニュースだと、以下の企業が提携を発表しました。
| 2022年12月 | ワーナー・ミュージック |
| 2023年3月 | セールスフォース |
| 2023年4月 | グーグル |
有名企業が提携したとなれば話題にもなりますし、Polygonの将来性を期待した買いが入る可能性も十分あります。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)と類似の仮想通貨が登場するリスクもある
ここまではPolygonの良いところばかりをお伝えしましたが、当然リスクもあります。1つはPolygonと類似の仮想通貨が登場してくることです。現段階では、Polygonはイーサリアムのセカンドレイヤーとして大きく注目されて期待されていますが、似たようなメリットのある通貨が現れるかもしれません。
ビットコインやイーサリアムのように、一般的に認知されている仮想通貨として成長しているわけではないので、後発の仮想通貨に追い抜かれる危険はあります。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は値動きが非常に大きい
Polygonはまだ成長段階の仮想通貨であることは間違いないので、少しのニュースや外部要因で価格がかなり上下します。仮想通貨市場が全体的に上向けば問題ないですが、逆に市場が下向くとビットコインのような安定感はないので、急落するリスクがあります。
また、2023年4月現在の値動きを見ると、ビットコインやイーサリアムなど値上がりしている通貨が多い一方で、Polygonは横ばいで全体に追随できていません。この状態が続くと、資金が他の通貨に流れる危険もありますので、注目しておかないといけませんね。
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の買い方/購入方法/入手方法
Polygonを購入する手段としては、大きく2通りあります。
- 取引所で直接購入する
- JPYCを経由して購入する【おすすめ！】
取引所での購入をおすすめされることが多いかもしれませんが、コスト面を考えるとJPYCを利用する方がおすすめ。
取引所で直接購入する
取引所でPolygonを購入するメリットはシンプルで簡単なこと。仮想通貨を初めて取引する人や、とにかくシンプルに取引したい人におすすめ。国内の取引所でPolygonの扱いがあるのは以下の3つ。
手順としては、
①仮想通貨取引所の口座開設
②日本円を指定口座に入金する
③「取引所」と「販売所」を選択する
④指値や通貨数などの条件を指定して発注する
JPYCを経由して購入する【おすすめ！】
Polygonを購入する方法としておすすめなのは、JPYCを経由して取引する方法です。メリットはコストが安く済むこと。そして、取引所を使わないので口座開設の手間が省けることです。
JPYCとは、日本円の価値に連動するような値動きをする通貨で、価値が安定的な「ステーブルコイン」の一種です。「1JPYC＝1円」として扱われます。他の仮想通貨にスワップ（交換）する時に使われる汎用性の高い通貨です。
Polygonを購入する手順は以下の通り。
①JPYCを購入してメタマスクへ送金する
②JPYCをMATICへスワップ（交換）する
③MATICがメタマスクに入っていることを確認する
詳しい方法については以下の記事で解説していますので、ご覧ください。
>>>MATIC/polygonの買い方を解説｜JPYCで安く簡単に！
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)を使ったNFTゲームでも稼げます！
以上、仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)について解説してきました。本記事のポイントは以下の4点でしたね。
- 仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)はイーサリアムの代替として登場
- 仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は将来的に大きく値上がりする可能性がある
- 仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は有名企業との提携やNFTゲームなど幅を広げている
- 仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)はJPYC経由で購入するのがおすすめ
仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)は将来大きな値上がりが期待できる仮想通貨です。実際に、有名企業と提携してプロジェクトが進行しており、勢いよく成長しています。まだ成熟した通貨ではないのでリスクはありますが、値動きを見ながら投資を検討して良いのではないでしょうか。
また、Polygonを使ったNFTゲームとして注目なのが『キャプテン翼 -RIVALS-』です。2023年1月にリリースされたあたらしいNFTゲームですが、僕自身がプレイしていて稼げるチャンスがあると思ったので、本ブログでも攻略記事を執筆しています。ぜひチャレンジしてみてください。
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